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システム手帳論考8_【システム手帳術】

   日経ビジネス アソシエをセクシャルな雑誌とともに購入した。早速記事を読み、参考になりそうな要点をまとめたところで気がついた。

  システム手帳についてはビタいち触れられていないのである。私は激怒しそうになったが、その前に下半身的なところが怒髪天を衝きそうな勢いだったので事なきを得た。


   なんということか。手帳術とシステム手帳はまったく別のところにあったのである。

 


 この気付きを記事にするために、初めてスマホでの執筆を試みる。見苦しい点も多々あるかもしれないが、その修正はのちに譲ろう。

 さて、この時期のレギュラー特集である日経アソシエの「手帳術」だが、記事の内容は如何に紙面を有効に使うか、に絞られている。

 

 時間軸の有効活用、ヌケ・モレのないメモ、情報集約の手順などだ。誌面においては、各ユーザーのページが置かれてポイントを解説してある。
略記号の活用や、付箋にタスクを書き出して一元管理するなど参考になる部分が多い。

 

 その中で、映画翻訳で有名な戸田奈津子さんの手帳も取材されており、ファイロファックスのシステム手帳を使用されていた。
だが、そこにはシステム手帳ならではの使い方がまったく触れられていないのだ。財布代わりに現金以外のカード類を保存しているという話はあったが、、、。。。

 

 これは考えてみれば当たり前で、システム手帳ならではの使い方なのだから、システム手帳を使っていない人にはなんら参考にならない。

 最大公約数的有効性を記事に持たせるなら、システム手帳でも綴じ手帳でも双方のユーザーに有益な情報に絞るべきだからだ。

 ここでシステム手帳術の存在に気が付く。手帳術は紙面の有効活用。システム手帳術は紙面の有効活用+システム手帳そのものの有効活用と言える。特集では、システム手帳特集でない限り、システム手帳そのものの運用、つまりシステム手帳の便利さがまったく伝わらないのだ。

 

 綴じ手帳の場合は、手帳本体にカバー、そして無理やりくっつける何かのプラスされたギアだ。システム手帳は、綴じ手帳でいう本体も含め、様々なギアを付与する事を前提としている。やや話が硬くなってしまったが、要するにシステム手帳術は手帳術を内包するものであって、それだけにとどまらないということだ。


 失礼を承知で例えるならば、手帳術はごくありふれたAVであり、システム手帳術はマジックミラー号とか、透明の箱をクレーンで地上から見えぬほど釣り上げ中で事に及ぶといったさらなる世界が広がっているのである。

 

 手帳術はそのままシステム手帳の使い方に転用できるものの、それだけではシステム手帳の能力を十分には発揮していない。BLEACHでいうところの、斬魄刀を用いた汎用性の高い剣道であり、その先の始解卍解といったところまでは踏み込めていない。

 

 認識を新たにしよう。システム手帳を使い倒すには手帳術だけでは不十分だ。その先にあるシステム手帳術をの基礎を確立しなければならない。

 

 システム手帳は特定の型をもたないというのが最大の特徴だ。持ち主に合わせて千変万化。まだまだ大きな可能性を秘めているだけに、このシステム手帳論考も追記を余儀なくされるだろう。微力ながらシステム手帳術の確立のために尽力するための覚書きとしてこれを残しておきたい。