情報のアウトプットを保存する
バファリンの半分はやさしさでできているということで、ひどい頭痛も手伝い服用にいたったわけです。
「用法に記載されている分量の2倍服用すれば、効き目も2倍だろう。2倍飲めば、もうそれは優しさでできている」
そんなサイババみたいな思考で飲み込んだところ、優しさどころか眠気しか来ませんでした。
ここのところ忙しいアピールをしまくっており1日1記事という、まるで一日一善みたいなノリで設定した目標はとうにどこかへ見えなくなりました。しかし、それでも。己の孤高なる性癖に磨きをかけるべく、仕事をブン投げて記事をしこしことあげているのです。
先日の記事にて、手帳をいかに駆使しようが小手先のタスク管理に過ぎず、圧倒的物量の前では袋叩きの運命を免れないことは述べました。しかし、私たちの忙殺いかんを問わずに次から次へといろんな情報やアイデアは紛れこんできます。
例えばいま、私は「アラビックヤマトの妖精」と化して鬼神のごとき申告書チェックな日々を送っています。もうそろそろ進化してティンカーベル的な何かになってもいいんじゃないかとさえ思っているほどです。
しかし、私がローションとアラビックヤマトの区別が危うくなってくるこのときにでさえ、メールがどこどこと届きます。メルマガもそのうちの一つで、優良な記事を上げるサイトはチェックしています。
メルマガから特集記事のページへリンクで飛ぶのですが、サイトなだけあって結構な文量です。トピックとしてまとまってはいるものの、読むだけでもなかなか時間をとられます。
参考になりそうな記事であればあるほどじっくり読みたいのですが、迷える申告者を救うべく、アラビックヤマトの回し者みたいな感じで仕事しています。
そこで、ひとまず参考になりそうなものは、無慈悲な会社のプリンターを駆使してプリントアウト、そして記事ごとにホッチキスでとめておきます。それから労働から解放されたおりには、帰り道の喫茶店あたりで熟読します。
いつぞやの記事で、「ノートはアウトプットのためにある」ということを五榜の掲示みたいな重々しさで述べましたが、記事の熟読からシステム手帳に保存する過程でいくつか有益な点があるのです。
1.要約するために記事を読み込める
パラグラフの中でもっとも大事なところはなにか。そのクリティカルメッセージを明確にするために、記事を深く読み込めます。これができないと、結構な文量の記事をシステム手帳にまとめることができません。
クリティカルリーディングはできるのに、社会的にクリティカルなところを平気で突きまくって、私は人として髙い位置に上り詰めました。しかし、そこの高い位置はどうやら見当違いのフィールドであったらしく、周りをみても私しかいませんし、いまさら高くて怖くて降りられません。
2.トピックの相関が見える
深く読み込むことで、トピックごとの相関関係を把握することができます。一番有名な相関と言えばPDCAサイクルでしょう。P:プラン D:実行 C:チェック A:改善。
これらがぐるぐる回って、サイクルそのものが上昇していくのが理想とされていますが、私はこんな相関関係よりも近親相姦ものの方が大好きで愛してます。人とは背徳感のスリルを求めるのが、本当の姿です。だからこそキリストでさえも、姦淫すんなと言っていたんだと思いますが、処女で妊娠したり、突かれて逝っても甦るほうがよっぽど背徳感というかロック。
3.アウトプットで記憶が定着する、疑問が見つかる
私は「1つのテーマについては、1枚のリフィルにまとめる」というマイルールを設定しています。システム手帳である以上、あまり複数ページに分散させると管理が難しくなります。
こうしておくと、並び替えや取捨選択の場合に1枚完結で実行できるので非常に便利なのです。世間では、世界のTOYOTAの「A4一枚にまとめる技術」なるものがありますが、それよりも非常にコンパクトにまとめています。
なぜかそれが仕事など必要なところではまったく生かされず、四十八手のヒストリーとか、お気に入り熟女AV女優マイ殿堂入りリストとかしかできあがってこないことが頭に来ます。
では実例をみてみましょう。
これはメルマガで届いた「効果のあがるチラシ作成のコツ」というテーマです。基本的にはリフィルの裏表で完結させて一枚のカードのようにしています。
もう無駄をばっさばっさと切り落として、主張していること、要点のみをまとめます。
こちらがその裏面。裏表にまとめることも大事なのですが、私はなるだけ余白をとるようにしています。ここに追記することもありますが、たいがいはそこまで記載できずに、
cf ) ●●●
みたいに書き込んで、他の関連するリフィルやページのテーマを書き込んでいます。頻繁に並べ替えるので、あまりインデックスを書いても意味がないので、テーマで検索。そのため、テーマとなる部分の表記は統一し、色鉛筆やマーカーで見出しをつくっています。
その意味では検索機能として、あまり使い勝手がいいとは言えません。ページ番号があるわけではないので、テーマを目で追いながら探していくしかない。しかも順番は、ホグワーツの階段みたいな勢いで日によって違ったりします。
けれど、それが実はシステム手帳には大事で、「定期的に手帳を見直す」ということが無意識に習慣化されるのです。だいたい人の脳みそはぱっぱらぱーなので書いたことすら忘れてしまう生き物。部屋の片づけをしているときに、思わずでてきたマンガや雑誌を読みふけってしまうのと同じく、意表を突いて出てきたテーマにめくる指がとまったりもします。これって結構大事ですよね。
さてさて、今週もあとすこし。頑張りたくないけどやらないとですね。遊ぶ金がほしいから。