書初め 手帳との付き合い方
新年、明けましておめでとうございます。2017年を迎え、ブログの書初めを執り行うにあたって、気持ちが澄み抜ける空のように晴れ晴れとしています。
しかし、だからといって清々しい文章が書けるようになる能力に開花するわけもありません。清涼感溢れるピンクテキストしか出てこない、相変わらずの頭を恨むことによって2017年は華々しいスタートを切っています。
昨年の暮れに『シス手研』タグの運用を開始しました。これは、一日1ページという大容量の手帳や緻密なチャートなどが晒されているタイムラインの中で、隠れキリシタンのごとくひっそりと己の手帳を育て続けているシステム手帳ユーザーの情報を集約するためのタグです。
よくも悪くも、手帳の役割りには限界があります。白紙の紙に、自分の頭から出てくる何かしか書くことができないからです。本やニュースといった情報も、自分の頭を通してアウトプット処理されたものしか書けません。
例えば、初恋の人とようやくとりつけたデートの約束。充実した時間を過ごすために、初デートの目標を「手をつなぐ→ハグ→キス」に設定し、そのシミュレーションを手帳に書いたとしましょう。
素人童貞が立てる計画などこのようにかわいいものです。けれど、知識ある人はどうでしょうか。
小・中学校などのクラス分けは、成績やスポーツなどで平均的になるよう、また必ずピアノが弾ける人が一人はいるように振り分けられることは有名です。たぶんその類だと思うのですが、各クラスにエロの豊富な知識を有する者も各クラスに一人ずつは必ず配備されています。
そのような人々が順調に成長していれば、もう飛びっことか48手とか、マジックミラー越しに人前でことに及ぶとか、すごい目標を設定していることでしょう。たとえ目標が達成できなかったとしても、高い所に志がある人はその過程もおのずと違ってくることは明白です。
話は少しそれますが。今では体罰にうるさくなりほとんど見ないであろう、「攻撃力に特化した教師」も荒れた中学校を中心に配備されてましたね。なつかしい。
僕くらいになるとかつての恋人から、付き合っているにもかかわらず「反射的に平手打ちしたくなるような顔とファッションセンス」といったトランプ次期大統領みたいな評価をくだされた経験を有します。そのため、シミュレーションだけは完璧でほどよく絶妙な目標設定をできるのですが、いかんせん、実戦の場が皆無。性の一人永世中立国として社会に放り出されている現状なのです。
このように手帳は持ち主の能力に依存します。何かを与えてくれるものではなく、『自立と成長を促すツール』なのです。
よく聞く「欲しいものリスト」も、願いが叶うツールというわけではありません。欲しいものリストは、一部の例外を除いて、結局は貨幣で購入する手段に行きつきます。欲しいものを買えるよう、散財を自制させるためのリストであり、その欲しいものを手帳がくれるわけではありません。
そうでないとするならば、僕が「欲しいもの:おっぱい」と記してリスト管理していたのに、ビタいち叶わなかった理由が説明できません。
新年早々ネガティブなことを書きやがって…と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。手帳の限界を見極めるということは、逆に手帳が大きな効果を発揮できるフィールドを絞ることができるようになります。
しかし、何といっても大事なのは使い手である僕自身の成長です。いろんなことに触れ、見識を深め、感受性を高め、表現を磨く。そんな一年にしていきたいと思います。
システム手帳については、『勉強用手帳』としての運用を考えておりまして、こちらもあらたにレポートしていく予定です。
そんなこんなで、今年も相変わらずとして運営していこうと思いますので、どうぞみなさま、当サイト『いろは。』をよろしくお願い致します。
取り急ぎ、念頭の挨拶に代えて。 管理人さるさ