いろは。

手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

アナログの進撃

なんの変哲も無い我が家のテレビ。しかしChrome Castを突っ込むとこれがとても便利になった。人間といいテレビといい、穴にツールを突っ込むと新しいなにかが開拓されるものらしい。

 

dTVに加入して好きな番組を好きな時に見れるようになったわけで。いろんな番組を観ていたがここ最近は「進撃の巨人」を視聴していた。

未だに女心というものは分からないのだけれど、男心としてはいつになっても心は少年だ。

 

 

「童心を忘れない」というと言葉はいいが、三十路に突入したおっさんと童心の同居は悲劇の一環でもある。当然の帰結として「仕事辞めて調査兵団になりてえ。自由の翼を纏いたい」という思いに至った。システム手帳はじめなにごとも、何もわからない段階ではまねることから始まる。目下、私の課題は、二日間の連続遅刻に伴う生活サイクルの改善などおおよそ社会人として外せない課題を彼方へ追いやり、調査兵団のジャケットとマントを購入することにシフトした。

 

ユニバーサルスタジオジャパンUSJ)がイベントの中で、調査兵団のジャケットとマントを販売している。消費者行動としてはこの次に購入の検討になるわけだが、ここで大きな一つの疑問にぶつかった。

USJではハリーポッターエリアが大人気を博しており、そこではホグワーツのグリフィンドール寮のシンボルたるローブなども販売している。しかし雪がちらつくこの季節になってもそれを着用している人をついぞ見かけたことがない。

 

おそらく。パーク内の雰囲気に侵されて購入し、帰宅の途についてから我に帰るというマーケティングにしてやられた人々が山ほどいるだろう。進撃の巨人では、立体機動装置を腰につけ、刃の予備も両脇に携える。それに干渉しないよう、ジャケットの丈は非常に短くデザインされている。

しかし私たちが日常生活で、立体機動装置を駆使し、刃をふるう機会は皆無である。むしろ戦うべきはいるはずもない巨人などではなく、世間体や世の中にあまねくクレーマー気質な方々と社会人として対峙せねばならない。そんな折、スーツではなく短い丈のジャケットを着たおっさんなど説得力のかけらもなく、社会人としては全裸であり無力に他ならない。纏った翼は自由への進撃ではなく、世間一般からの飛躍の翼である。私の調査兵団への入団は、阻まれた。

 

朝。そもそも巨人に進撃する度胸を持ち合わせていない私は、会社へ進撃するべく駅にいた。ところがである。メモリと言う名の穴にSuicaを突っ込んだiPhoneを改札口に置いたところ反応しない。

?となったが結果は同じである。乗車時刻は迫り、私も焦って「神の一手」みたいな趣きで叩きつけたがそれでも反応しない。

スマホを見ると、アンテナはたっている、もう勃っていると記述しても違和感ないほどに4本表示されているのに「iPhoneをネットワークに接続してください」みたいな主旨の文言が表示されていた。

 

結果、連続2日目の遅刻を余儀なくされている。ヨギーニである。ヨガの経験もないのに。これがカードだったなら。勃ち具合に関係なく改札を通り、今頃何食わぬ顔で職務にばりばり邁進していたに違いない。こんなに出鼻をくじかれては、私の能力がいかに高かろうと発揮されないではないか。

 

いざという時に確実に頼りになるのはやはりアナログである。意外なところで、その進撃の姿を目の当たりにした。

 

みたいなことを書きながら、遅刻しながら向かっている。ああああアアァ、行きたくない。