いろは。

手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

青と青の選択

 先の記事では、私たちが普段筆記する文字の色について考察しました。

salsa.hatenablog.jp

 黒なのか青なのか、文具クラスタにとっては普段の生活において重大な問題となります。

  文字の色について悩むうち、やがて悟りを開く境地に踏み込みかけたとこで引き返したのだが、引き返す目測を誤ったらしくおっぱいについて考えていた。ひらがなで表記する「おっぱい」は、まるっぽい曲線がどこか色っぽく見える。

 いろっぽくもあるが、またその筆記の軌跡はダイナミックさすら感じさせられる。例えば「お」。右上がりに短い横線を書き、高く位置を変え、一気に急降下。とある地点でピタっと静止し、そこから左上で登り切るかと思いきや、大きくカーブを描いてペンを振りぬく。「これから揉むぞ!」という気概を表すのがおっぱいの「お」なのである。

 

 そんな文字を書くにあたり、黒はやはりない。例えば「おっぱい」と黒インクで書いてみる。ビジュアルというのは非常に強力な認知を引き起こす。色、形が大きな要因を占める。形についてはその儚い曲線美とダイナミズムの同居として述べた。問題は色だ。

 私のような感受性豊かな者が見れば、色すらもあちらの方から何かを語りかけてくる。黒で書いたおっぱいはもう、ランジェリーをまとった天使の羽である。私にはもう黒がレースにしか見えない。こんなことでは黒で筆記していては、私の生活は誘惑に満ち溢れてしまう。

 

 故に私は青で書く。青は怜悧で知的なイメージがある。青でおっぱいと書くと性的欲求などどこかへ吹っ飛び、一歩引いて生物学的に、かる哲学的におっぱいを考察できる。

 

 悩んだ挙句に青をデフォルト色にして書くことにしました。しかし今度はその板挟み。青と青で悩むことになりました。早い話が「ジェットストリームVSアクロインキ」。

 インクとしてはアクロの方が断然好きです。ジェットストリームの青は、どちらかというとブルーブラックに近い。対してアクロは抜けるような青さ。ここは個人の好みだろうが、青で書くならばもうモロに青の方がいい。

 

 手間の面ではジェストに軍配があがります。Edgeに装着するには数mmをやすりで減らせばいいだけです。アクロの方はもうちょっと労力がかかり、微調整が必要になります。でも粘度が適度なのはアクロなので、もう何が何だか。好きなものは好きで、労力など些末な要因の絡みはどうでもいいのです。ということでアクロインキリフィルを突っ込んでいます。

 

 なぜこだわるのかというと、意外と私たちの生活には「書く」という行為が密接に絡んでいるからです。例えばカードの決済や、何かしらの公的な書類を出すときにも、名前を書く「署名」というものは私たち自身の代わりとして機能します。

 メモ一つとっても何かを人に伝える際にも書くし、自分の考えをまとめるときにも書く。何かを予定したいときも書きとめる。だからこそ書くときのツールにはこだわりたいし、その色も好きなものを使いたい。

 

 高度な情報化社会において、現在では自分のお金で購入できない学生たちですらスマホにこだわる。機能やスペック、ケース、さまざまなカスタマイズなど細部にまで及ぶ。もし、書くという行為を認識したときはペンなどにこだわる層になるかもしれない。

 手帳やノートなどに魅力を感じる私たちは、必然的に「書く」という行為にフォーカスをあてやすい。ために手帳愛好家は形は違えども、そのほとんどがペン愛好家でもある。

 今回は黒と青で悩み、ついで青の中でもジェストとアクロで悩んだ。はたから見ればつまらない悩みだろう。しかしこだわる層からすれば、これはとても大きな決断の一つなのである。

 

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