いろは。

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未ざらし 雑記帳【無印良品】

 久々に、懐かしい映画を観た。『インデペンデンス・デイ』。理不尽に地球に飛来してきおったエイリアンどもをパイロット出身の大統領や、現役パイロットのウィル・スミスらがフルボッコにするストーリーだ。

 何年も前の映画だが、最後の作戦前に大統領が行うスピーチはとても力強く、今観ても感動する。必見である。

  さて、タイトルにもなっている「インデペンデンス・デイ」とはアメリカの独立記念日のことだ。アメリカ独立宣言が公布されたことを記念して、7月4日に祝日として定められている。とはいえ、独立といえでもその定義にはファジーな部分があることは否めない。

 例えば、男性の下半身である。戸籍上一人の男性であっても、どうも下半身だけは独立しているとしか思えない。独りで好き勝手に暴れたあげく、文字通り暴発する。しかしその一方で、時には下半身から思考や行動を支配するという恐ろしい暴挙に出ることもある。

 数日間の出張の際、ビジネスホテルにセクシャルサービスをデリバリーしたときのこと。フォトショップを扱っている以上、私はWebに掲載されているいかなる写真も信用していない。その私が、吟味を重ねて慎重で素因数分解したような風情で指名した女性。名前は仮になぎさ(仮)としておこう。日本人のような名前で御尊顔もワールドワイドウェブに垂れ流している状態である。そのなぎささんがとうとう、部屋まで訪れた。

 こう書くと読者諸賢においては、「どうせブスが来たんだろ」とか一笑に付すと思うんだけど、ごめんなさい。大きく期待を裏切ってしまうことになる。

 もうね、すっごく。フォトショップで写真を3歳児がドラッグしまくったようなお顔のお姉さんが来た。「オニイサン、コンバンワー」とか言いながら。まさかの中国人。その途端、一人称が「朕(ちん)」とか使ってそうなくらいあらぶっていた下半身のもうひとりは、みるみる雲散霧消していった。

 セクシャルサービスはあきらめたものの、トマトとたまごの炒め物の正しい作り方を教えてもらったり、実は中国人はほとんどカンフーなどしていないということなどで話が盛り上がり、あっという間の50分であった。何の話をしているんだろう。

 

 そんな私の話を聞いたところで、そろそろ下半身も独立させて籍に入れてやろうかなどと考えていたのだけど、もう一つ独立したものがあった。それがシステム手帳の中に挟み込んでいる「測量野帳」である。

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 あまりの母艦ぶりに取り回しが若干の難点となるシステム手帳。それを補ってくれるのが、自由分子のごとく身軽に扱える測量野帳なのだ。たったまま書けるハードカーバーのハンディノート。この商品はロングセラーで、カスタマイズを施す愛用者も多い。しかし、その反面、たったままでかけるという表紙が分厚い。これではシステム手帳もパンパンになってしまう。そこで今回、ツイートで偶然見かけた無印良品の商品を使ってみた。

 

ざらし 雑記帳(無印良品

 無印良品の未ざらし雑記帳である。まずはスペック。

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 紙束をホチキスで中綴じしただけで、むき出しのままというシンプル過ぎる雑記帳。これで一冊49円とか39円だからいい。ついでにストック用も数冊ずつ購入しておいた。

 気になる万年筆の裏抜けは、ほとんどない。紙質のあらやロットによっては多少滲む箇所もあるかもしれないが、あの伝説的な裏抜け高級ノートに比べれば全く問題ないレベルだ。

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 ただしこの雑記帳。ノートではなくあえて雑記帳を謳っているのだが、表紙というものがない。なのでもう表紙から殴り書きを始めた。おそらくすぐにボロボロになるかと思うが、気軽に万年筆を使える上に安いとあっては使わない手はない。しかも紙の上をニブが滑るように動くほど相性がいい。

 ある程度書き進めればいいだろうが、例えば表紙に殴り書いた後、裏をめくったとき。紙の一枚一枚が薄いため、万年筆で書くには少しためらわれる。とはいえコスパ的にも使い心地的にも「あたり」のアイテムであったことは疑いようがない。

 

 ということで、さっそく私のシステム手帳の人事異動が開催され、測量野帳に代わって、この雑記帳がバインダーの中におさまった。読書などしていてふと気になったフレーズや文章は、この雑記帳に殴り書ける。

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 このフィット具合。もはやどこからどう見てもちょっとはみ出しちゃった罫線リフィルくらいにしか見えない。

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 横から見ても、その慎ましい佇まいが見て取れる(写真右端)。とにかく紙が薄いのだけども書きやすさ、耐久性、容量ともにシステム手帳に挟み込むに適していることを伝えたい。鉛筆や油性リフィルの書き込みも問題がない。むしろほのかな撥水性でもあるのか、インクが弾かれるように乗る。鉛筆、万年筆とも筆舌に尽くし難いなめらかな感触で筆記することができる。

 もともと写真のA6サイズは、万年筆が使えるかどうかの試し書き用に買ったものだったが、いまではバインダーに必ず挟み込んでいる。カバンの中にもB5サイズの雑記帳が収納されている。この雑記帳を大量に備蓄しておくことができたら、測量野帳に続き、ダイソースケッチブックまでも駆逐する可能性を秘めているのである。なんて恐ろしい子!!

 

 この頃、ぼんやり空を眺めているといろんなことを考える。月に叢雲、花に風。空。みんなすべての人に対して平等だ。私が見上げる空の青さは、パンチパーマの硬派な人が見上げても同じ青さだ。ということはだ。恋も誰にでも平等であって、爽やかなストーカーらしくないストーカーの話を書こう。そう決意したが、MAJIで出勤する2分前だったのでうやむやになってしまった。けれども私の一日は、出勤前の紙とペンで始まる。

 白昼夢のような頭の中も、きれいにすくい取って形に残してくれる。紙が偉大な発明の一つに数えられるその意味を知ったのは、読書と手帳のおかげだった。

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