Personal Organizer Lab.

システム手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

男の武器になるペン CROSS Edge ソニックチタン

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす 

 

盛ったものは必ず衰える。snowアプリで己を盛りまくる人が跳梁跋扈するこの時代ですが、やはりいずれ衰えることは免れません。

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世界を読むということ

 僕たちは、この世界のほとんどのことを知らないまま死んでいく。どうやらそれは避けられないことらしい。その証拠に、未だ女心でさえ理解できないでいる。書くブログも頭が、やや残念な雰囲気を十分すぎるほど反映しており、女性のファンは現れない。

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『なぜテーマパークでは朝から風船を売っているのか?』

 ふつう、年齢を重ねれば精神は円熟し、芸術に潜む機微を感じとって、心と感覚でものごとをとらえ、自分の人格や精神的根幹に取り込むことができるようになる。だから、神社仏閣や遺跡、古都に思いを馳せて巡るようになる。

 けれど34歳児を甘くみては行けない。精神的に豊かだろうが、悠久の歴史を感じさせようが、未だに掲げているのは「旅行はテーマパーク優先主義」である。会社や社会のしがらみをふりきるかのように絶叫マシンに特攻する様には、落涙を禁じえない。

 

 

 

『なぜテーマパークでは朝から風船を売っているのか?』
清水群/河出書房新社

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テーマパークノスタルジック

 入社する企業の名前以上に、「その仕事に対してやりがいがあるか否かっていうのが重要だ」っていうのがわかったのは30を超えてのことでした。
 このところ本気で、オリエンタルランドユー・エス・ジェイグリーンランドのいずれかに転職したい。

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第1章 魔法のある風景  1.瞬間移動とか無理である

「なぁ、先生センセ。いつになったら魔法は俺たちの生活を豊かにしてくれるんだ?」

 

 清介の言う「先生」とは他でもない。魔法の発見者であり、確実に歴史に名を刻みながらも不毛な魔法の発覚によって、最前線からの退却を余儀よぎなくされている私のことである。

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序Ⅱ 私と魔法

 急がば回れ、ということわざがある。本来の目標・目的を成し遂げんとするときは、危険を含む近道を行くよりも、遠くとも着実に歩める本道を歩むべし、という先人の教えである。

 

 生涯忘れないであろう、初めてつかった魔法の効果は私の海馬あたりに深く刻み込まれた。同時に、こころのやわらかい部分にも、V字彫刻刀的なものでえぐられるような傷を負ったことは論を待たない。

 

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序 魔法習得に至るまでの覚え書き

 彼女と古書店を巡り、映画鑑賞えいがかんしょうのち、感想をカフェで語り合ったという甘いシチュエーションを書こうとしたところで気がついたが、そもそも私に恋人などいなかった。

 

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胃袋を、つかむ。

 狙った男と結婚するには胃袋を掴めばいいらしい。これはいいことを聞いた!と思ったけど、清楚な黒髪乙女と結婚したい、そのために出会わなければと思っている僕にはまったく役に立たない情報だった。

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DIALOG NOTEBOOK

 石の平らなところに、これまた鋭利な石を用いて親の仇のごとく打ちつけ、文字を刻み込んだものを石版と言います。もし、現代のようなノリで何かが頭に浮かぶごとに「メモしよう」なんて思ったら、筋骨隆々でなければメモすらできない時代だったのです。

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