システム手帳論考7_【仮の終章】
これまで6回に渡ってファンタスティックな変態テキストとともにお送りしてきたシステム手帳論考、いかがでしたでしょうか?
今回の一連のシリーズでシステム手帳の魅力を少しは広めることができ、それと引き換えに何かかけがえのないものを失った気がしないでもないですが、きっと気のせいだと思います。
もうあわよくばこのままフェードアウトして、何もなかったかのようにつらつらとブログを続けていこうかと思っていました。ところが本日、しなきゃならないプレゼンに嫌気がさしましてね。断固トイレの個室に立てこもりまして、ウォシュレットボタンを押しました。そしたらなんか、宝石とかをカットするような勢いで水が飛び出してくるではないですか。一瞬、焼き鳥になったかと思いましたよ。ぶっ刺されて。
これは怠けずに書けという天啓だと思いまして、まるで議事録を打っているかのようなカモフラージュをしながら記事を打っているわけです。
この7をもってして、いったんシステム手帳論考は終了としますが、この先もちょこちょこ編集や追記を行っていく予定です。恐らく私の使い方も変わってくると思うので…。
今回は「システム手帳にちょっと興味出た」っていう人たちへ向けて、いくつかのブランド・メーカーを紹介します。
ただし、どれがおすすめだとか、これはやめろというものは一切ありません。中には苦手とか書いているものもありますが、それは超絶的に狭い私個人の経験によってのこと。ブランドによっては贋物だったり並行輸入だったりと、そういった意味での購入のリスクはあるかもしれません。オフィシャルのリンクを張っているので、お値段は定価ですが、間違いなく本物でしょうけれども。
システム手帳は好きに使っていいのと同じく、バインダー、ジャケット、おーガナイーザーも好きに選んでいいのです。選ぶときに考慮すべきポイントは以前の、
にて一通りの解説をしました。さぁ、あとはあなたの好みと感性しだいです。自由への入口と果てしない機能の拡張、そして這い上がることのできない沼への入口を選びましょう!
SYSTEM DIARY
個人的にはあまりデザインが趣味に合わないですが、こちらはエンディングノートを主力としている会社です。日本で初めてシステム手帳を創ったというパイオニア的存在で、リフィルも個性的なラインナップになっています。
問題は、その補充の難易度か・・・。
レイメイ藤井
レイメイ藤井は文具でも多数商品をだしていますが、システム手帳では「ダヴィンチシリーズ」が有名です。現在、このダヴィンチのポケットシステム手帳も使っていますが、ブロガー 前髪さんのアイスハートで紹介されていた、写真のロロマクラシックにやられてしまいました。物欲と絶賛格闘中です。
ASHFORD
1982年にデータ管理に悩んでいた創業者が、システム手帳に出会うことからはじまったAshford。「ハードであるジャケットと、そのソフトにあたるリフィルが充実してこそのシステム」という理念からリフィルも充実しているのが特徴です。
私も現在、名刺入れに使っているミニ5穴ローファーでお世話になっています。
Filofax
SYSTEM DIARYが日本のシステム手帳のパイオニアなら、こちらのFilofaxは世界のシステム手帳のパイオニアと言えます。創立は1921年。システム手帳の原形をつくった会社です。システム手帳の代名詞といえばFilofax、というほど愛されているメーカーです。
Brelio
こちらは比較的新しい会社で。1997年に創立されたメーカーです。「コードバン」という、馬皮の腰(尻)部のみを使用し、その強度は牛革の2倍なんだとか。
個人的な事情から馬の革は苦手でしたのですが、丈夫ならいいじゃないか!という方はのぞいてはいかがでしょう?
Bindex
能率手帳で名を馳せる日本能率協会マネジメントセンターのシステム手帳ブランドです。非常にオーソドックスで、迷ったら入門モデルはこれにしたら?というほど安定しているブランドです。価格的な意味でも。色彩のエッジがきいたステッチが好きでした。
IL BISONTE
やはり最後はこちらを紹介したいと思います。イタリア発の革製品ブランド「イルビソンテ」。水牛を意味する名前で、代表的なロゴマークは、このサイトでもおなじみになったかと思います。
システム手帳もおすすめですが、他にもRHODIA用カバー、パスポートカバーなど文具好きさんなら気になりそうなラインナップに富んでいます。
まだまだ他にも紹介しきれなかったメーカーはありますが、ひとまずはここらにしておきましょう。システム手帳は全ての情報を受け入れ、熟成させ、昇華してくれます。何を書いてよいのか分からなかった私も、やがて想像力がつき、それが働くようになり、今では妄想の方が勝ってしまって世間からは飛翔してしまっています。
髙いところだといろんな世界が見下ろせるのです。いままで見えてこなかったものも見えてきます。そしてまた、いろんなことを知ります。何より大事なのは、怖くて降りたくても降りれないというこの状況。誰か助けて。
今回、仮の終章にあたってTogetterで今までの記事をまとめました。もしお時間があれば、ご笑覧いただけますと。そして、ひとりでもシステム手帳に興味をもっていただければ、これ以上嬉しいことはありません。
それでは、システム手帳論考、これにて終幕。