Personal Organizer Lab.

システム手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

基礎講座2.円を描く

 文具ブログとしてよりも、タイトル詐欺のお手本としての誉が高いことは否めない。有意義でライフハックそうなタイトルにつられてリツイートなどしようものなら最後。クリックしたものにTENGATENGATENGATENGAの大量テキストを浴びせるハードボイルド仕様だ。

 そんな実状はさておき、基礎講座1が謎の界隈でバズっているので、こりゃいかんとそうそうに二つ目の講座を書くことにした。

  基礎講座と銘打っているにも関わらず、百戦錬磨且つ一騎当千なのに実践してくれる人もおり、ありがたい限りだ。しかし、あくまで前後不覚、手帳世界で酩酊状態な人に基礎を与えるところまでのものなので、あしからずご了承いただきたい。

 さて、第1の講座にて手帳のセットアップは済んでおり、もはや肌身離せない状態になり、手帳に存分に弱みを握られていることだろう。今日からはいよいよ実践的に使っていこう。あと課題を2つこなせば準備万端。そして第1回目となるドリルも用意した。ここからは意味もなく「海外でベストセラーになってる啓発書」な文体を使っていこうと思う。

 

 

課題1.手帳のルールを記入しよう!

 まず、あなたはこれから使い倒すメモ帳のルールを明確にしなければならない。ルールはマナーよりも強力な縛り、強制力を持つ。道行く人の中にタイプの女性がいたとしよう。しかしいくらタイプであっても、「ノーパンと黒レースランジェリーの状態が重なり合っている」とかシュレディンガーな主張をしながらスカートをめくりあげてはならない。これはマナー違反であり、ルール違反でもある。むしろ人としてどうなのか。

 強制力を伴うルールなので、いつでも見返して確認できるところに、ごくシンプルに設定してこれを書き込まなければならない。ルールは具体的に以下のものである。

 

<手帳基礎講座 ドリル用手帳の使用ルール>

  1. 基本的にはこのメモ帳1冊とえんぴつだけを使用する。極力消しゴムも使わない。
  2. メモ、勉強、下書き、落書き、写経などは全てをこの1冊でまかなうこと。
  3. 必ず日付を付すこと。
  4. 使用していてむかついたこと、不便だと感じたことは全て不平不満ページへ記載すること。
  5. とにかく、この1冊だけを最後まで使い切ること。

 

  デスノートのHow to useに比べると非常にシンプルかと思う。私のルールは日付を組み込んでいるので4つになっているが、おおむねこんなルールで大丈夫だ。

 不便を感じれば感じるほど、何が問題なのか見えてくる。問題が見えないまま選ぶ手帳は、あまり自分になじまない。まずはこのルールで毎日、この手帳を使っていこう。

 

  手帳の理想は、常日頃情報を絶え間なく突っ込み、取捨選択や補足でアップデートをしていき、いざというときもひらけば確実にわかる。という環境を作り上げるのが理想。

 

  言葉にすると難しいけれど、要はこれ一冊だけでなんとかしようと使ってれば、自分が使う必要な情報は全て一冊に収束していく、ということです。そこには仕事もプライベートも関係ありません。己の信念や性癖、黒歴史からあした提出しなければならない書類のリストまで、一人の人間の脳みそを書きつけよう。

 

その中で抱く不平不満は、専用のページに書き込んでいく。そうすれば、いわゆる「手帳会議のための有益な情報資料」も自然と蓄積されていくのだ。

 

○補足 日付の付しかた

 日付はその日、最初に書き込むときは必ず書こう。表記はいくつかの方法があるが、自分がやりやすいもので構わない。私は和号が面倒なので、西暦下2ケタをとった番号で手帳に日付を付している。日付はとても大事な情報だ。特にアイデアの種を寝かせる場合には、思わぬ効力を発揮する。必ず書こう。

 例)2018年7月26日 → 180726

      〃    → 18/7/26  など。

 

課題2.インデックスを貼ってみよう!

 インデックスシールがあれば、ルールを書いたページに貼り、いつでも素早く参照できるようにしよう。無い場合は、上や下のかどを折り曲げるでも構わないし、フセンを貼るのでもいい。すばやく参照できればそれで大丈夫なのだ。

 ページの隅角を赤く塗ったり、テープをはさみこんでそ厚さをブックマーク代わりにしたりもできる。いろいろ工夫してみよう!

 

ドリル1.無心でひたすら1ページに円を描こう!

 日付を書いたら、あとはひたすら円を描こう。理由は後述。とにかく無心に円を1ページに描くべし。なるだけ真ん丸に。おっきいものから小さいものまで、円なら何でもOK。Do'nt think feel. 考えるな、感じろ。

 1ページが埋まる頃には、○が卑猥に見えてきます。そうしたら1のドリルは終了です。

 

<なぜ円なのか?>

 えんぴつに慣れるためというのもありますが、円というのはもっともシンプルな形で最も書くのが難しい図形です。さらに手帳では多用します。

 重要事項や日付を〇で囲ったり、メモのアイコンにしたりといろんな場面で書くことが多い図形です。

 

 そしてのっけからページに円を描き殴ることで、人に見せれるようなキレいな手帳を書こうという気持ちを木端微塵に粉砕します。色んなページがあって手帳は成り立っています。そこには人がうらやましがるようなページもあれば、とても誰にも見せれない(講座1の内容)ものまで、光も闇も包んで全て自分なのです。

 

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さぁ、第一回のドリルが終わりましたが、これだけでもだいぶ手帳らしくなってきたのではないでしょうか?あとは、次のドリルまでゆるりと何でも書き込んでください。それではまた次回!