基礎講座5.貼る
みなさまこんにちは。早いものでこの手帳基礎講座も5回目を迎えました。手帳を自分らしく使っていくための基礎力を養成するためのこの講座。第1回からお付き合いいただいてる人は、単なるメモノートが、だいぶ手帳らしくなってきたのではないでしょうか?
今回のテーマは「貼る」です。手帳を使う人には必須スキルである「貼る」という行為。実は奥が深いのです。
熱を出して寝込んでしまったとき、ひんやりするシートを頭(額)に貼ると、とても気持ちいいですよね。弟が大学受験で追い込んでいるとき、睡眠を削ってとても大変そうでした。目指す大学が一流のそれだったため、受験勉強も熾烈を極めていたのです。それでも人間ですから睡眠は必要です。
私は、自虐的といえるほど自分を追い込んで刻苦勉励する弟が不憫でなりませんでした。だから、つかの間の休息としてとっている睡眠を、より質のいいものにしてあげようと思ったのです。
勉強のとき、一番疲れるのは頭だと思うのですが、頭をリフレッシュするとなると医者でもない私にできるのは剃毛くらいです。しかし剃毛したとして、弟が怒髪天を衝くことは容易に想像できました。髪の毛ないはずなのに。
となると、次に疲れるのは肉眼だと思います。数式を読んだり、英語を読んだり、難解な文章を読んだり。市販品「あいぼん」とか目のケアは売られているので効果は高いのではないでしょうか。
また彼自身も「W大くらいなら片目瞑ってても受かる」と、受験に置いて遠近感をハンデに挙げるほど重要視していたことからも明らかでした。しかし家の中にいつもあいぼんがあるわけではありません。残念ながら「熱さまシート」が冷蔵庫にあるだけでした。
私は「ことは一刻を争うから!」と急いでシートを掴み、注意深く、弟が眠っている両方の眼球部分にかかるようにシートを貼り付けて、目にうるおいを与えることに成功したはずでしたが、ギャーという大きな悲鳴の後、2~3発蹴られたのは未だに納得がいきません。
そんな感じで「貼る」っていうスキルはとても大事なものなのです。それでは今日のドリル!
ドリル5.何か貼ってみよう!
とりあえず何でもいいです。貼ってみてください。できれば、自分が何度でも見返したくなるようなものだといいですね!
何でもいいと言われても…という方がいらっしゃると思うので、いくつか挙げておきましょう。
〇大事なメール
Gメールは、メールごとにプリントアウトができます。何度でも見返したくなるような大切なメールをプリントアウトして貼ってみましょう。私はメールを貼ってみましたが、ほとんど写真がモザイクになってしまいました。すみません。変なものが写っているわけではありませんよ!
〇新聞記事
これも情報収集には欠かせない手段ですね。特にローカル紙の情報は重用します。気になった記事を切り抜いて貼ればOKです。
〇雑誌の記事
プリンターも新聞もねーよ!という人は、雑誌の写真や記事を切り抜いてはいかがでしょう?保存してるからダメだ!といいつつ、なかなか読み返す機会もないですよね。
価値観は人それぞれですが、捨てる予定の雑誌から有益な情報を切り出すのもいいかと思います。
〇マーブルチョコのおまけシール
何もない!という人は近くのコンビニでマーブルチョコでもビックリマンチョコでも買いましょう。おまけのシールが手軽に入手できます。貼ってみてください。
何かを貼ると1pの重さは増しますし、分厚くなります。しかし、その程度で携帯性がそこなわれるわけでもありませんし、なによりもそれだけで貴重な情報を持ち歩けるというのがメリットです。周りが停電になろうが、物資が不足しようが避難所に避難しようが、いつでも手帳を開けば、あなたはその情報に接することができます。
極端な話、すべてを手書きで済ませることも可能です。しかしそれよりはコピーでもとって貼り付けた方が早い。早いということは、効率的にもっと色んな情報を取りこめるということです。
システム手帳の場合は画像も含めてリフィルに直接印刷できるのですが、綴じ手帳(ほぼ日やジブン手帳など)を使いたい場合は、このスキルはほぼ必須になってきます。
貼るのに技術なんてないだろ…と思われる方もいますが、全ての用紙サイズを手帳のサイズに収めるということですし、貼り付けるのりの選択も重要になってきます。私は脳死で「アラビック やまと」を使用しています。
ものによってはページをへし曲げたり波打たせたり。またページに影響が無くてもカンタンに剥げ落ちたりするものも。また全面だけ貼るのか、四隅だけ貼るのか。その選択は、貼り付けページの裏面に大きな影響を及ぼします。
しかし今は練習帳のようなものです。どんどん試して自分に合う貼り方をみつけてみてください。くれぐれも目に熱さまシートは貼らないように!
それではまた次回。