基礎講座10.終章
実を言うと手帳基礎講座はもうだめです。突然こんなこと書いてごめんね。でも本当です。ここのところ、記事を書けていませんでした。そして今日、こうして書いている。それが終わりの合図です。ほどなくどぎついピンクテキストが記載されるので気をつけて。それが落ち着いたら、少しだけ間を置いて妄想テキストがきます。
さて、基礎講座を更新していませんでしたが、最初の基礎講座で書いたとおり生活の全てを1冊のメモ帳に書き刻む生活をしていたでしょうか?
もし、私の更新が途絶えたこの期間。新しいことはできずとも、これまでの講座のことをほそぼそと続けてこられた人がいたならば。おめでとうございます。もう特に教えることもありません。何ら指針や指示なく、使い続けてこれていたならば。あとはその使い方を継続して、自分なりにやりやすいようにやっていくだけです。
基礎講座が更新されなかったから使ってねーよ!という方。私の更新が途絶えても、あなたの人生は続いていたはずです。そこにはきっと、手帳に刻むべきことがらもたくさんあったことでしょう。
ドリル10.自分なりに使い続ける
そもそも必修のスキルなんて早々多いものではありません。書く、貼る、まとめる。それくらいのものです。スキルそのものは何ら変哲のない。誰しもが幼稚園・保育園や小学校でやっていたはずのことそのものなのです。
大事なのは、何を書くのか、それをどう書くのか。手帳へもっていく取捨選択。装飾はあくまで飾りです。
最大の技術は最後のこれ。自分なりに使い続けること。例え使い方が未熟であっても、継続していればそれはあなただけに合う運用へ最適化されていきます。
書く、貼る。それ自体はそれ以上でも以下でもありません。しかし、子供のころに比べて知識も感情も環境も、そして将来のビジョンだって全く違ったフィールドに立っていることでしょう。そしてその今の自分に対して必要なものは何のか?それを選べるのは、手帳の持ち主であるあなた自身だけなのです。
世間は、来年の手帳のラインナップが賑やかになってきています。いままで基礎講座で使ったメモ帳の、不満一覧をもって行って、棚の手帳と見比べてみてください。
月間スケジュールが使いにくかった人、マンスリーや年間計画は充実した手帳ですか?もっといろんなものを収納して便利にしたかった人、カバーやポケットはついていますか?色んな不便な点を感じていたなら、それが来年の手帳を選ぶあなただけの素材です。
これからは、==を書きましょう、なんて指示されることはありません。えんぴつだけで書きましょう、なんていうマゾヒストな制約もありません。あなたの好きな使いやすい筆記用具で、あなたの選んだ手帳に、あなたが自分に必要だと思ったことを刻み込んでいきましょう。それは他の誰にも生み出せない、自分だけが一度だけ生み出せるオリジナルのペーパーです。
もう少しいくつか書こうと思っていたこともあるにはあったのですが、ここはやはり「基礎」講座ということで、すっぱり必要最低限のスキル習得で幕を下ろすことにします。第1回からお付き合いいただいたみなさんは、これにて卒業です。これからもし迷うこと、分からないことがあり、自分だけではどうしようもなくなったときは、自分の手帳を使っている人たちに聞いてください。きっと快く教えてくれることでしょう。
そして、もし。その中でシステム手帳に興味を持った人がいたなら、ぜひTwitterで「#シス手研」タグを使ってください。お待ちしております。
末筆になりますが、この講座を読んでくださったみなさまが、少しでも手帳に興味をもって、それを使い、より実りある未来になることを願ってやみません。それでは、手帳基礎講座、これにて終幕。また、どこかで!