Personal Organizer Lab.

システム手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

『薄いメモ帳』【Abrasus】

 最近、頭の様子が心配です。元より貧弱で青びょうたんなおつむであったことは否めないのですが、それを踏まえてみてもやっぱり心配なのです。もしかしたら気付かない内に、とんでもなく大事なものを失っていないだろうか。

  そう思って股間を確かめたところ、失うことなくちゃんとついていたので一安心しましたが、油断はできません。とにかく物忘れが激しくなっています。そのうち会社で昼休憩時に昼食をとった直後に、「昼ごはんはまだか!」とか憤怒して帰宅したりするかもしれない。ほんと恐ろしい。

 思い出しただけでスカイツリーから身を投げたくなるような黒歴史は海馬とか大脳新皮質あたりに刻みこまれているらしく、ときどき咽び泣きます。けれど肝心なことを最近、どんどん忘れていく。これが博士の愛した数式だとか、獣になれない私たちのような状況ならば、まだドラマチックでもありましょうが、いかんせんおっさんが一人であたふたしていろんな記憶をお漏らししていくさまは正視に耐えません。

 要するに何がいいたいのかといいますと、つい先日紹介したRHODIAの革カバー「Culioro」を紛失しました。紛失なので、どこかで落っことしたのか、どこかでつかったまま放置したのか定かではありません。ただ確かなのは、行方がようとしてしれないということ。

 

 なんでこんなに物忘れが激しいのかと反省してみたんですが、そもそも自分で主体的かつ積極的に忘れようとしていたんでした。GTDは、そもそも頭の中の事を全て書き出し、紙に委ねて頭をからっぽにし、夢詰め込めたりストレスから解放される手法でした。しかしですね。いつしか僕の頭の中の致命的なものまで忘れてしまうレベルに到達してしまっていたようです。パソコンで、要らない、完了したファイルをどんどん削除していくかと思うんですが、僕の場合、ファイルに留まらずOSとか致命的なシステムまでをもアンインストールしていく構えなのです。これではまずい。

 

 いくら紙にアウトプットするとて、大事なことは頭に残しておかなきゃいけません。紙に吐き出せることなんて、僕たちの生活の中からしたらほんのささいな部分でしかないようです。何の手帳を使っていようが日々、頭を使うことを大事にしたいと思います。

 

  今回の件を教訓として白目剥きながら再度購入するか、いっそのことメモはメモと割り切って全裸で使うか。とにもかくにもメモがないと困ります。お前ば、バッグに鎮座しているシステム手帳とかと違って、機動力が高くあるべきメモは紛失するリスクも高い。紛失を恐れてカバンに放り込んでいてはメモのメモたる意味がなくなるようにも思います。

 

   いまさしあたり使っているメモがこちら。ライフハックプロダクトを多く手がけるAbrasusの「薄いメモ帳」です。

 

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   職場ならたいがいあるA4のコピー用紙を織り込んでメモ帳にするという素晴らしいアイディア。紙1枚分なので折り込んでも大した厚さになりません。

 

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A4用紙を8等分し、それぞれのページにメモして、埋まったらまくっていきます。書いてしまったらスキャンしてエバーノートなどに突っ込んだりファイリングしたり、ピストン系保存が可能です。

 

写真で僕が使っているのはオロビアンコとのコラボモデルです。どこにでもあるコピー用紙をメモにするというコンセプトがとても気に入りました。また、折り込んで蛇腹式にメモをとっていくわけですが、何かがあるときには広げて仕舞えばA4サイズで使用することも可能です。

 

ただひとつだけ弱点があります。このメモ帳、写真にもあるようジャストサイズの細いボールペンでバタフライストッパー式に閉じるようになっています。だんだんペンのクリップがヘタれてきたので買い替えないと心もとありません。その点、culioroはスナップボタンだから強かった。

 

今回の件を機に、メモというものをあらためて考え直したいと思います。そしてまた紛失したはずのculioroが登場したときは、生暖かい目で見守ってください。