資格を狩る考具
文具の魅力と手帳の可能性をどうにかしてブログで伝えたい。使命感に燃えているわけでもなく、なんとなくそういう無言のプレッシャーをひしひしと感じていました。このブログのアイデンティティーが「エロと下ねたのみ」という、目もあてられない惨状を呈していたからです。このままではいけない。
けれどそもそもインテリジェンスに溢れたピンクジョークに走ったのは、僕自身の豊かすぎる想像力と儚すぎる異性経験値がコラボした結果、やむを得ないものでした。また先人たちがいすぎて、そもそも文具の魅力を滔々と語ったところでコンテンツとして機能しなさそうだったからです。毛穴まで鮮明に映し出すようなカメラ技術やセンスを持っているわけでもない。次から次に文具を買いそろえて紹介できるような財力があるわけでもない。
だから今から追いかけたところで、イカロスが太陽に向かって羽ばたくようなものだったんです。鳥の羽をロウで固め、それを振り回して空を飛ぼうなんてファンキー過ぎますよね。当時、あたまやそれらに付随する正気だとかがすでに羽ばたいてしまっていた僕は、とてもつもない指数関数的軌道でブログの主旨から遠のいていったのでした。
これで僕がイケメンとかならばYoutubeで配信したり、これでもかとインターネットの藻屑と化しそうな自撮り写真とかをポストするのですがそうもいきません。自撮り写真アップしても「恵まれないオッサン募金」とかのポスター素材と化すのがオチです。
ではどうやって伝えていくかな、と考えたとき。やっぱり一番魅力が伝わるのは、実際の使用を通してだろうという結論にたどり着きました。これまで手帳のことについてイキって記事を書いてきたのですが、いかんせん個人情報を搭載しすぎており、ワールドワイドに公開することができませんでした。かといって、写真に映えるような設計・構図のもと、身バレ要素などの個人情報を丹精こめて取り除いたような紙面を創る気にもなれなかったのです。
今回、人生の転機的なことも含めていろいろあったことを踏まえ、「ならば何かの資格でも取ることにして、その過程で使う手帳や文具の魅力を紹介しよう」壮大な計画を立案しました。
とりあえず狙ってみるのは「行政書士」の資格です。いろいろ調べたところ、早くも今年の試験日には外せない用事が鎮座しており、本チャンは来年の11月となりますが模擬試験とか受けれお茶を濁したりイベントを発生させればいいかなと思っています。
そして文具や手帳の魅力を紹介するのだからして、基本的には形から入ることだったり、形式美を尊重します。具体的に言いますと、テキストのカバーは買って即捨てました。一つは使い込みの美学を目指したい。テキストの経年変化を引き出していきたいということです。そしてもう一つは、高校時代にわけのわからない偏差値を叩きだしていた友人どもがみんな英単語帳などのカバーを外してつかっていたからです。理由はわかりませんが成績よくなりそうな気がします。そんなものです。だって形から入ることを大事にする方針だから。
自分がサボらないためにも、少しずつでもアップしながら文具や手帳の効果的な使い方、その魅力を伝えられるように書いて行こうと思います。と、同時に資格取得のための日記でもあります。相も変わらず雑多なブログになると思いますが、どうぞ引き続きよろしくお願い致します。
現在は、入門テキスト、基本テキストと基本問題集の選定を終えて購入してします。入門テキストを終え、基本テキストのインプットと問題集のアウトプットのスパイラルに全身で突っ込む予定です。
まず、秘儀による先制パンチをぶっぱなします。具体的には「虚空蔵求聞法」という、かの弘法大使が体得したとされている神通力をベースとした記憶術を会得します。虚空蔵菩薩の真言「ノウボウアキャシャラバヤ・オンアリキャマリボリソワカ」を百万遍唱えると身に付くらしいので、一刻も早く取り組まねばなりません。いっそテキストの方を読んだ方が合格に近づきそうな気がしないでもありません。
少しずつ着実に、これから報告しながらがんばっていこうと思います。