Personal Organizer Lab.

システム手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

黒と青の選択

 手帳にこだわるひとは、当然の帰結としてそれに書き込む筆記具にもこだわるだろう。ペンというツールに限ってみても、ペンシル派、ボールペン派、万年筆派とあり、別の切り分け方としてロマン派(機能などよりもブランド・デザイン重視)と効率派(安かろうが書きやすさ第一)といろんな領域に分けることができる。

 まるで風俗産業が性癖に合わせてキメ細やかなサービスを展開するかのごとく、ペンというツールも様々な属性集団が群雄割拠している。

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CROSS Edgeのジェスト化

 つい今日のことですがネットの記事で、大学受験の定番「赤本(過去問集)」コーナーのすぐ横にアダルトコーナーを設置しているジェットストリームな本屋さんが話題になっていた。

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クルトガの憂鬱 ―ADVANCEとローレット―

書きやすい『クルトガ

  古今東西にはバラエティ豊かな迷惑メールが氾濫していると思うが、私のメールアドレスには「引っ越し侍」なる送り主から、相当数のスパムメールを頂戴する。しかもその一通一通が、名前の通り引っ越しに関する情報ばかりであり、色気の気配も感じられない。あまりに硬派過ぎて意図を掴みかねている。

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アナログの進撃

なんの変哲も無い我が家のテレビ。しかしChrome Castを突っ込むとこれがとても便利になった。人間といいテレビといい、穴にツールを突っ込むと新しいなにかが開拓されるものらしい。

 

dTVに加入して好きな番組を好きな時に見れるようになったわけで。いろんな番組を観ていたがここ最近は「進撃の巨人」を視聴していた。

未だに女心というものは分からないのだけれど、男心としてはいつになっても心は少年だ。

 

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バレットジャーナルとハコモノ

このごろノートに憧れる。手帳をこよなく愛し、とりわけシステム手帳とは蜜月の関係を築いておきながらノートに憧れる。現実社会ならば民事裁判とかで慰謝料的なものを要求されても致し方ないくらいの貞操観だ。

 

ときにバレットジャーナルについて。一週間は誰にでも等しく7日間あるのだけど、内容や充実度はアンバランスだったりする。忙殺される日があり、週末に備えて体力温存のため、仕事をしつつネットの荒波をかき分けたり、口から十二指腸的なものがぽろっとはみ出てきそうな気配すら漂いそうにぼーっとしているときもある。

 

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手帳の法則 その1

そろそろシステム手帳に、チャペルとかに備え付けてありそうな羽根ペンでも差して周囲のユーザーの度肝を抜き、圧倒的な独走態勢に入らなければならない。とか思っていたが、冬で周りは帽子を被り始めた人も多い。しかし、羽根があしらわれた帽子の持ち主はとんと見ない。

 

羽根ペンをさして、持ち主と共に世間体から飛んで行きそうな手帳を投稿してもさらに浮くだけという事態が懸念されて中止の英断に至った。

 

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タスクコントロール

 あれ?彼女ってAKBのメンバーだっけ?って錯覚してしかねないような塩対応を献上されて、プリキュアを志す者として相応の対応を返そうかとも思ったのですが、愛の戦士としてグっと我慢したことは言うまでもありません。

 みんな忙しい時期は余裕がない。

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日経ビジネス Associeは限界かもしれない

Twitterのタイムラインが賑やかになった。そう、日経ビジネスAssocieの手帳特集発売日だったからだ。

意識高い人から高い系、他界系まで幅広く読まれている雑誌だが、毎年手帳とノートの特集号だけを買う。なので毎年恒例で今年も買ってきた。

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一通り読み終えたところでふと「シス手研」のタグを運用し始めたころのことを思いだした。特に参加票などの条件を付けず、なかなか陽の目を見ないシステム手帳ユーザー同士で情報を共有できる形にして、いろんな手帳が集まった。バインダーは違っても形態は共通であり、中身は自由に変えられる。どんなバインダーのユーザーであっても参考にできるというシステム手帳の強みも手伝い、幅広い情報が集まるようになった。タグを検索すればいろんな事例を見つけることができるだろう。

 

そんなシステム手帳の情報をながめていた。今回記事を読むとシステム手帳ユーザーも掲載されていた。

しかし、シス手研タグに比べるとどうしても情報が浅すぎる。目新しいこともなく、ひたすら基本をなぞるような使い方が掲載される。これではシステム手帳の魅力の一端も伝えることができないのではないか。

 

システム手帳は愛好家が集まれば活発な情報交換ができ、その運用のどれもが取り込んでアップデートすることが可能で、またいつからでも始められる。そんな特性を生かしてきたタグの運用から、大きく発展した。

 

またシステム手帳に相性のいい文具もあわせて紹介され、充実したラインナップができあがっている。これはひとえに誰かひとりのユーザーというわけでなく、愛用家が集まって情報を結集した結果だろう。

 

一人一人に焦点をあてる特集では、著名人の手帳はまた話題性から別としても、手帳の紹介としては限界に来ているように思う。ビジネマンにとっては参考になっても、手帳愛好家からみればどこか物足りなさを感じずにはいられない。付録がよかった。その一言で終わってしまうのだ。

 

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システム手帳Styleの発売も予定されているようだが、その内容に期待したい。いまやシス手研タグは広がりをみせ、これからも進化し続けるアーカイブになるかと思う。

 

日経ビジネスAsocieの手帳特集は、限界に来ているのかもしれない。