Personal Organizer Lab.

システム手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

手帳スタートダッシュ2019

 あけましておめでとうございます。新年を迎えると同時に、手帳に熱狂しているみなさんも新しい手帳、システム手帳においては新しいリフィルを迎えられたことでしょう。

  ハッピーな記事を書いて2018年のブログを締めくくりたい。そういう僕のピュアな願いは一切合切却下され、年末年始は出勤でした。まさしく時代が時代ならばセポイの反乱とかの呼び水になってであろう幹部たちの英断。2019年は無慈悲な幕開けとなり、僕はハッピーどころかメンタルがハッピーセット化しそうになりました。

 

 さて、手帳についてですが、僕はシステム手帳原理主義者として何人か率いていても違和感のないレベルなのですが、それでもシステム手帳の欠点も理解しています。そのうちの2つが、細かなスケジュール、ライフログをとることなどには向かないこと。最新以外の情報の保管に手間がかかるということ、です。

 いまでこそ資本主義のシステムに容赦なく組み込まれ、チュチェの絢爛たる太陽のような偉大な指導者に従ってマスゲームに命をかける人々のように出勤を余儀なくされているのですが、いつ自分の身に火の粉が振りかかるか分かりません。いつも思うのです。あの電通で過労から自殺に至ってしまった彼女。もし手帳に詳細なログでもとっていれば、まだ死なずに戦える道があったのではないか、と。

 資本主義だからこそ、競争の過熱に焼かれないよう、自分の生活を守る。ライフワークのバランサーとして、自分がしっかり管理しなければなりません。

 

 その意味で、ある程度のログは必要で、それも保管する必要がある。しかし、そのような目的にシステム手帳は合わない。そこで、スケジュールやログに関しては綴じ手帳を使っていたのです。

 それでもやはりこだわりはあるので、方眼が使いやすいだとか、万年筆が抜けないだとか、あれこれ試しながら使っていました。

 

 使っていたのは、JAM、能率協会のLISTY。昨年、手帳愛好家達から『2/12の純情な感情』で惜しまれながら休刊になった、日経ビジネスアソシエ。2の純情な感情は、1年のうちの手帳特集とノートの使い方特集でした。そのアソシエとコラボしてつくられたのがLISTYです。アソシエと能率協会がくんずほぐれつしながらかくNOLTYよりもビジネスに特化した仕様で、サイズ、全ページ方眼、レフト式かバーチカル式かを選べる。といった特徴がありました。とっても使いやすく「1年間はこれでいいか」と使っていたのです。

 

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 せっかくの機会なのでですね、「ジブン手帳」使ってみようかなと。カタカナのタイトル下の言葉はあまり好きじゃなかったんですが、フォントとか色使いは気持ちいいんですよね。僕が初めてつかったときは、ジブン手帳ができたばっかりの時だったんだけど、いまは色んなラインナップがあるようで。手に馴染みやすいminiを購入しました。

 

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 あれ?俺、イカだっけ?と勘ぐりたくなるような状況です。万年筆片手にひとりリアルスプラトゥーン。しかもガチで塗って凹むっていう。えーい、構うか!で使用することも考えたのですが、プライベートならともかく仕事でも使うので…。とにかくインク補充したての万年筆が、ときおり一人コルテオみたいな挙動を繰り出して、何かのテロのとくインクを振りまきます。ほんと勘弁してほしい。自分が悪いのだけれど。

 仕方がないので近所のツタヤでノーマルジブン手帳のダイアリー単冊と、「LIFE」を別冊で購入。あまりにも割高な金額を提示されて鼻から血でも吹き出してやろうかと思ったのですが、涙を飲んで購入。しかし「IDEA」の別冊が売られておらず、またminiのスタートキットに戻る始末です。

 いくらインクを補充した直後だからといっても、お漏らしし過ぎな万年筆。さすがにジブン手帳を下した初日にべちゃっとやられた瞬間には、万年筆を折るか、漏らさないようパンパース的のものに突っ込んでやろうか迷いました。

 

 映える必要はなくても、見苦しいものをフォーマルなところでも使い続ける理由はありません。結局、miniに落ち着いて日々を過ごしつつあります(まだ2日目だけれども)。

 一年の計は元旦にあることは疑いようがありません。なればこそのスタートダッシュだったわけですが、ダッシュで有ればダッシュであるほど、方向を誤っていた場合、とりかえしのつかない状態になってしまいます。猪突猛進的なノリで手帳のダッシュを決めた結果、ごろごろと手帳の死体が無残にも転がっているのです。さっそく今年の1年の難儀を予感させる出来事であった、そう思います。

 手帳好きの迷走は、一般人のそれとは大きく異なります。今年はどうなることやら。年始の時点ですでにこれ。ことしは大波乱が起きそうな予感がしています。

 今年もシステム手帳をバンバン使いながら、他の手帳のいいところをどんどん取り入れていけばいいなと思います。またできれば個人でイベントも行いたい。というところで、どうぞ今年もよろしくお願い致します。

 

 

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