いろは。

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夏の総括

 平成最後の夏でした。手帳のスケジュール欄は、綿密に組み立てられたスケジュールでびっしり。すべては恋人を作って、糖尿病をものともしない、血糖値速上々↑↑な夏色デイズを送るための計画だったのです。

  達成すべき目標を決めたら、それをいくつかの要因に分解して、具体的なアクションまで落とし込んでいきます。目標は「恋人をつくること」。それを分解して落とし込んでいきます。

 1)イケメンになる 2)抱腹絶倒な話題をストックする 3)おはなし上手になる

4)清楚な女性の生息していそうな場所を徘徊する

 これらのアクションのPDCAサイクルをブンブン回していけば、松たかこさんみたいな彼女ができるに相違ありません。では、緊急度も優先度も高い1)のアクションからこなしていきましょう!おーっと!のっけからYes!高須クリニックなアクションプランですね!PDCAサイクルの回転は、ここで静かに終わりを告げた。

 

 夏に突入するまでは、恋人をつくり、周りにも幸せを分け与えて日本の未来をWowWowしていく所存だったのだけれど、社会人にとっても夏は、長期休暇を謳歌する小児たちを羨ましがりながら出勤する季節でしかない。そもそも、プランの初手からリーマンブラザーズを彷彿とさせる盛大さで破たんした。日本の未来をWowWowどころか、ネカフェの一室でVRAVにてゴーグルを着用しながら虚空を揉みしだくという、松尾芭蕉とか生きてたら俳句の題材にしてそうなわびさびに富んだ行動を繰り返してきたのである。

 

 私はVRの中では無敵状態だった。何を隠すでもなく、現実では宝くじとか当らないとできないような、2人の全裸美女をはべらせたりしていた。はたからみると、こきたないおっさんが一匹、ブースに閉じ込められているだけなのだけど、ゴーグルの中はまさに酒池肉林。途方もない桃色ワールドが広がっていたのである。しかし、そんな平穏を打ち破るニュースが駆け巡った。

 

「ポルノを観ているお前を盗撮した」と脅迫し、動画を人質に身代金を要求するサイバー攻撃が急増中

 

 このような類の脅迫は、常日頃、清廉潔白な行動を心掛けていれば恐れるに足りない。どこからどういうアングルで撮影されているのかは分からないが、VRの場合、ゴーグルをしている。これはもう物理的強制モザイクだよね。例え下半身を世界に晒していたとしても、顔が分からないのだからどうにでもなるように思う。

 

 しかし、VRは未だ発展途上であり、現段階ではもっていない人も多い。私も含め、そういった層は、常に家の中で顔面をいかんなく晒しながらポルノを眺め、コトに及んでいる。顔を隠すものは何もない。対策としては、常にドヤ顔といわれるキメ顔で鑑賞することが求めらえる。常にかっこいいとポーズでポルノ鑑賞が求められる時代。非常に世知辛い。

 なんだか便利になればなるほど、何かに監視されているような息苦しさを感じるのは私だけだろうか?

 

 公では社会人としての体面を保っているものの、部屋に一歩はいればそこはプライベート空間。枕元には岩波文庫ハリーポッターの洋書に紛れて「ゼッタイ交尾宣言!」という凄まじい破壊力を誇る書籍が鎮座していたりする。もしかしたらマルクスの「共産党宣言」と共にあるかもしれない。あまりにも致命的過ぎる情報が、プライベートには詰まっているのだ。私にとっては致命的であるのに、外からみればゴミでしかない。

 

 けれど私自身を変える可能性をもっているのが、このゴミ同然のプライベート情報だというのが皮肉めいていて面白い。そう思いながら綿密に夏の計画を立てたのに、何一つ結果を残せていないのだ。くそう、平成最後の夏め。

 また一年もすれば、新しい夏が来るだろう。そのときのために、いまできることをして準備しておこうと思う。Yes!高須クリニック