Personal Organizer Lab.

システム手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

魅力的な手帳の育て方

手帳を日記代わりに使ってみる。継続できるようなるだけ無駄を排した短い文章でその日1日をまとめてみる。

語彙力が極端にない場合、日々の記述はウェーイ、マジ卍、あざまる水産、パない一日とか、そんな言葉で埋まっていく。有象無象の赤の他人がコメントを寄せた掲示板と変わらない。

 

語彙力があると、自分の心情の機微を残しておける。それは完全に正確ではなくとも、より細かな言葉のパーツで組み上げられ、その日1日のことを書き込みを見るたびに思い出せることだろう。

 

語彙力だけじゃない。モノの見方、感じ方、受け入れ方。自分が人生で築き上げてきた価値観が、ペンを介して手帳に記述される。

 

となれば、魅力的な手帳というものを考えたとき。他人の真似を一切否定することはないけれど、それよりも自分自身を見つめた方が、どんどん魅力的な手帳になっていくように思う。

 

 

僕はシステム手帳が大好きだけれど、それがジブン手帳であれ、ほぼ日であれ、魅力のそのほとんどが書き込まれた内容に依るということはろんを待たない。

 

手帳をうまくデコレーションする人がいる。それすらも、柄の選択や書体、字の配置や全体を見るバランスなど、その人自身を映し出したものだ。だから魅力的だ。

何かを学ぶとき、「真似る」というのはとても重要な意味を持つ。まだその人の「型」ができていない

段階では、教えてくれる人の「型」をあれこれ当てはめてみるのだ。最初からピタリと型があてはまることは、ほとんどない。

 

けれどあれこれ当てはめながら、少しずつ修正と洗練を繰り返すことでやがて自分の「型」の輪郭が姿をあらわす。

 

これは僕の持論ではなく、日本の芸道において常に言われていることだ。守破離ということばで伝えられている。

 

手帳についても同様で、世の中にはさまざまなハウツー本がたくさんある。そのどれもが他人の「型」であり、あなたの「型」ではない。

けれど、あなたの型を探すには、いろんな人の型をあてはめてみる、まねてみることも大切なことなのだ。

 

やがて型を破り、自分だけの型の輪郭が見え、さらに過ぎれば「型」を離れて自由になれる。

だから真似て映える写真が撮れてそれで満足。では非常にもったいない気がするのだ。

 

だから魅力的な手帳に育てる方法を伝えようと思う。

 

なんでもいい。とにかく積極的に、好奇心に満ちた生活を送ってみてください。それがいやで引きこもりたい時は、積極的に引きこもって、引きこもってる自分を見つめてみてください。

 

本を読む、何かを体験してみる、一本違った道を帰ってみる。そうした日々をで、メモや手帳、ペンと共に過ごす。それだけで絶対に魅力的な手帳になる。

 

数万円払ってセミナーを受けるならば本を買ってみる、何処かに行って初めての風景をみる。新しい自分と出会うたびに、あなたの手帳は魅力を増していく。僕はそう思う。