Personal Organizer Lab.

システム手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

第1章 魔法のある風景  1.瞬間移動とか無理である

「なぁ、先生センセ。いつになったら魔法は俺たちの生活を豊かにしてくれるんだ?」

 

 清介の言う「先生」とは他でもない。魔法の発見者であり、確実に歴史に名を刻みながらも不毛な魔法の発覚によって、最前線からの退却を余儀よぎなくされている私のことである。

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序Ⅱ 私と魔法

 急がば回れ、ということわざがある。本来の目標・目的を成し遂げんとするときは、危険を含む近道を行くよりも、遠くとも着実に歩める本道を歩むべし、という先人の教えである。

 

 生涯忘れないであろう、初めてつかった魔法の効果は私の海馬あたりに深く刻み込まれた。同時に、こころのやわらかい部分にも、V字彫刻刀的なものでえぐられるような傷を負ったことは論を待たない。

 

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序 魔法習得に至るまでの覚え書き

 彼女と古書店を巡り、映画鑑賞えいがかんしょうのち、感想をカフェで語り合ったという甘いシチュエーションを書こうとしたところで気がついたが、そもそも私に恋人などいなかった。

 

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胃袋を、つかむ。

 狙った男と結婚するには胃袋を掴めばいいらしい。これはいいことを聞いた!と思ったけど、清楚な黒髪乙女と結婚したい、そのために出会わなければと思っている僕にはまったく役に立たない情報だった。

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DIALOG NOTEBOOK

 石の平らなところに、これまた鋭利な石を用いて親の仇のごとく打ちつけ、文字を刻み込んだものを石版と言います。もし、現代のようなノリで何かが頭に浮かぶごとに「メモしよう」なんて思ったら、筋骨隆々でなければメモすらできない時代だったのです。

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改めて、システム手帳の魅力

手帳なんて好きなものを好きに使えばいい。それが唯一絶対の答えであろうとは思う。それでもやはり、僕はシステム手帳を推したい。少し原点を見直す記事を書こうと思う。

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ネズミのてんぷら

 「視点を変えてみる」という言葉。スーツで腕組みして高級時計の存在感とドヤった顔とを前面に押して写真に収まるような人が多用する言葉です。
 汎用性は超高くて、壁に当たれば視点を変えろ、アイデアに行き詰れば視点を変えろ、現状を憂う事態が発生すれば視点を変えろ。もう何かあったら視点さえ変えときゃオーケーみたいな雰囲気が出来つつあります。

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これからのわけがわからない正義について話そう

 僕たちの目には、ボカシやモザイクが必要かもしれない。意外と世の中を見渡してみると、はっきりした境界線って少なくて、いたるところにグレーゾーンが転がっていることに気付きます。

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30万PV達成!収益状況を公開します!

どうも!こんにちは!さるさです。今回、ブログの累計PVが30万を超えました!なので、これまでのことを振り返りながらどうやって達成したのかの秘密、ブログからの収入などをほんとに公開したいと思います!

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『空飛ぶ広報室』

空飛ぶ広報室』 有川浩幻冬舎文庫

 不慮の事故による負傷が原因で、飛行機操縦士の免許取り消し(P免)になった戦闘機パイロット空井大祐は、新人広報官として航空幕僚監部に異動する。個性的な広報室のメンバーに囲まれながら職務にあたるが、室長鷺坂の命令で、帝都テレビのディレクター稲葉リカのアテンド役を命じられる。元報道記者だった稲葉は自衛官にいい感情を持っておらず・・・

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