いろは。

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DIALOG NOTEBOOK

 石の平らなところに、これまた鋭利な石を用いて親の仇のごとく打ちつけ、文字を刻み込んだものを石版と言います。もし、現代のようなノリで何かが頭に浮かぶごとに「メモしよう」なんて思ったら、筋骨隆々でなければメモすらできない時代だったのです。

 
 いまは紙が発明され、ペンも進化を遂げ、発想のためのメソッドもフレームワークなどで少しずつ確立されています。なんと便利になったことでしょう。ハリー・ポッターでは筆記に羽根ペンを使ってましたが、僕もこだわって同じの使おうかと思いました。多分、経営会議や商談でも羽根をリオのカーニバルのごとく振り乱しながら筆記していると一目置かれるに違いありません。では紙の方はどうでしょうか?
 今回、何気にTwitterで見かけて気になっていた『DIALOG NOTEBOOK』をご紹介します。

 

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 DIALOG NOTEBOOKは、毎日、文房具さん製作のオリジナルノートです。"DIALOG"は「対話」。自分の思考との対話で、ダイヤのように輝くログという、ダブルミーニングでつけられた名前だそうです。
 僕の大好きな漫画『BLEACH』では、卍解習得には自己の精神世界で斬魂刀を屈服させなければなりませんでした。もし僕が卍解を習得するならば、自己の精神世界は町いなく酒池肉林でしょう。マインクラフトが街をつくるなら、僕はDIALOG NOTEBOOKで理想のハーレムを建立したいと思います。

 

1.毎日持ち歩けるコンパクトさ
 持ち歩くっていうのは意外とハードルが高いものです。そのためにはサイズ感がとても重要。大きすぎては持ち歩きに億劫だし、小さすぎては紙面が狭すぎる。この絶妙な両立するサイズを、このノートは衝いています。

【スペック】
縦140mm×横90mm×厚さ約4mm、重さ38g
5mm方眼用紙(金菱)
62p

数字で表示するとこのようなスペックですが、コンパクトで軽量、それでいて筆記するスペースは十分で62pもあります。この性能は、一度ぜひ手にとって確かめてもらいたいです。さながら掌に広がる思考の海。ただし!その思考が全て有意義なものであるとは限りません。
無益な海原をひたすら航海してきた僕がいうのだから間違いありません。ある意味、無益な思考大海原の海賊王といった面持です。いままでありとあらゆる思考法、正確なアウトプットを通じて沢山のアイデアを生み出してきました。その結果は、広告収入にいかんなくあらわれています。

 

 

2.使い込めるノート
 個人的にとても気に入ったのは、表紙です。
 クラフト紙が採用されているので、使い込むうちに手に馴染み、味わいが深くなっていきます。ナンバリングできるようになっていますが、大きめの段ボールに使い切ったこのノートをぽんぽん放り込んでいきたい衝動に駆られます。
 使い込みの美学を体現してくれるノートです。

 

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3.用紙
 意識高い系からほんとに高い人まで多くの人が愛用する方眼は外れがありません。そして採用されている金菱。こちらはじめて使用したのですが、ボールペンも万年筆も裏抜けなくなめらかに筆記できます。

 角が丸く処理されているのも、使い込んだときにはいい味になるのでチェックポイントです。
 ノンブルは下と横の2箇所に打たれており、縦・横どちら向きにも使えます。ホチキスの中綴じなので見開きでの使用も快適です。

 

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 ということで、簡単に一通りの仕様についてご紹介しましたので、ここからはいつも通りに好き勝手に書かせていただきたいとおもいます。


 このDIALOG NOTEBOOK。実は持ち主によって用途が大きく分かれると思うんですね。一つは名前の通りノートとして使用する派、もう一つはメモ帳として使用する派です。
 ノートとメモ、何が違うのかというと、まずは面構え。もうなんか表情が違う。ノートはセバスチャンとか名前ついてそうな紳士風で、メモは百戦錬磨の老兵という感じです。いみは分からないけれど、トンボ鉛筆とかでメモ用に大きな文字で書き殴ってる人は、職場での存在感もパないという法則を発見したんですが、それくらい両者は違います。
 ノートはまとめたい情報があって、ある程度、腰を据えて書く。一方メモは突発的なものを、頭から消えないように書き留める。どちらが正しい、間違ってるの話ではないですが、接し方によって使い方が大きく異なるノートです。

 

 そして僕は、メモ・ノート両方に使っています。いまクラウドファンディングでこのノートのカバーをつくるプロジェクトが進行しています。けれどメモとして活用している人にとってはカバーは不要です。

 メモはメモとしての役割から絶えず持ち歩くこと、大量消費を前提とする、などの特徴があります。カバーなどで付加価値を付けてしまうと、どこに持って行くにも、何に使うにもすこしのハードルを設置してしまいます。そしてそれは大量消費(のアウトプット)を妨げてしますのです。

 

 

 RHODIAなどもそうなのですが、メモとして使うならば気兼ねなく書き込めて、書き捨てられるハードルのない環境を創りあげることが大事になります。僕もRHODIAの革カバーをつかっていたんですが、一度失くしてから再度購入しました。そして今度はなくさないぞ!という決意とともに、バッグの片隅に鎮座するようになりました。その様相たるや借りぐらしのアリエッティといわんばかりの勢いで、メモとしての機能をおおきく損なってしまったなと思います。メモ機能ED。

 逆にカフェのような場所でおもむろに取り出して情報をまとめるようなノートとして使用する場合、もちろんカバーもありだとおもいます。でもせっかくのクラフト紙の表紙がもったいないと思う気持ちもあります。ぼろぼろになるまで使い込んだ方が、ノートブックとの付き合いも深くなるように思います(精神論)。


 そこでおすすめしたいのが、僕のメモ・ノートとしての使い方です。あるときはノート、あるときはメモ。そんな都合のいい使い方をするための場所は「システム手帳のバインダー」。いつも持ち歩いているコンパクトなシステム手帳に挟んでおくのです。
 軽い打合せのときはシステム手帳ごともっていきます。ミーティングの内容をDIOALG NOTEにメモし、スケジュールは手帳で確認する。もしくはノートだけもっていくこともあります。

 

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 その一方で新幹線に座って本を読むときも、まずはこのノートを取り出してトレイの上にいつでもメモできるように置いておきます。バイブルサイズの手帳に挟み込むのは測量野帳が定番ですが、ミニ6システム手帳に挟み込むのはこのノートが一番適していると思います。


 そんなDIALOG NOTEですが、弱点は2つです。
 その一つは価格。メモにしろノートにしろ、僕たちは書く人種ですのであれよあれよという間に紙を消費していきます。モレスキンのような高級路線でない限りは、「いつでもどこでも気兼ねなく買える」というのが大事です。現在はインターネットの通販のみで、3冊1,512円。少しお高い感じと購入して手元に届くまでの手間は否めません。
 この点のクリアはとても難しいでしょう。キャンパスノートなどは、どこでも手軽に買える安心感があります。DIALOG NOTEも定期便などの取組で手軽さは若干緩和されるかもしれませんが、価格が少し高いでしょうか。けれどこういったレビューで多くの皆さんが手に取ってその良さを実感してくれれば、やがて価格も下がっていくと信じています。

 

 

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手のひらに乗るノートに、自分の生活の記録と思考の全てを。
ぜひお試しください。