Personal Organizer Lab.

システム手帳・文具中心の雑記系ウェブログ。

基礎講座1.メモ帳から手帳へ【セットアップ】

 無駄な時間をいかに有意義な時間に変えていくか。それができれば、大半が無駄な人生はとても有意義なものになるに違いない。そのためには、まず簡単にシフトできる「無駄な時間」を洗い出さなければいけない。イメージトレーニングでセルフ研鑚を終えた賢者タイムの私は考えた。

  このブログも20万pvまであと僅か、というとてもありがたい位置にいる。なればその数字にもっと見合うような有意義な情報を提供しなくては!と迷惑千万なことを思い立ち、まったくの初心者向けに手帳を活用できるドリルを作成することにした。

 そのため、実に簡単な(1~2分程度)課題を一日一つクリアしていくことで、どんどん手帳の基礎力が身に付くよう構成していく予定だ。これを繰り返せば、自分の使いたい手帳は見つかり、それをある程度使いこなすことができるようになる。その結果、このシリーズ記事が余計に入り組んだ迷宮のような不毛地帯へ誘う結果となり、ちくしょう!とブチ切れる人たちが多数でてきて泣きながら手帳を使う姿が見れるのを願うものである。

 

 なお、本ドリルは一時期ツイートしていた手帳の使い方講座を基にしているが、自分の経験も練り込んでブラッシュアップしたため、新しいものもあればむしろ後退したものもあることにご注意頂きたい。

 また、「ある程度使えるようになる」だけで、いわば基礎の使い方をマスターできるというものだということにご留意頂きたい。高度な使い方のこたえは自分だけが知っている。自分で見つけるしかない。他人が教えられるものではない。だから、この講座がその答えにたどり着くための一助になれば、これほど嬉しいことはありません。

 

 さて、第1回は「セットアップ」。

 

用意するもの

A6サイズのノート ※おすすめはアピカのNOTE BOOK’(CD10SN ・52枚)

えんぴつ

情緒豊かな性癖

 

 まずは手帳を選ぶところから謎の試練を課されます。売り場に行けば選びたい放題ですが、そもそも何を選べばいいのかというところから始まるわけです。古事記日本書紀において神々は、まるで本能のように「足りないものを埋めて補い合う」とか言いながら棒を穴に突っ込んで神々や人間を生んでいきます。でもそれは神様だから本能的にできるかもしれませんが、手帳を本能的に選ぶのは、失敗と経済損失をおそれないほどはまりこんでからにしましょう。まずは手軽なメモ帳で、手帳を使うのに必須のスキルを身に付けていきます。この第1回は、ドリルに使って行くメモ帳のセットアップです。

 

セットアップ1 致命的な個人情報を書こう!

 まず表紙をめくると第1ページ目が鎮座しています。で、まず「綺麗に書こうと思わなくていい」とか言うまでもなく、どうせ鉛筆1本では限界があるので自由に書きましょう。名前、住所、生年月日、電話番号、メールアドレスをざっと書きましょう。

 次に、項目見出しを書きます。「似ている芸能人」という見出しを書いて、容赦なく書きつけましょう。どうせ誰にも見られないから、自信満々で書くことをおすすめします。

 

セットアップ2 致命的な個人情報を書こう!②

 次に一番最後のページに飛びます。ここには金融機関名、クレジットカード番号、それぞれの暗証番号を記入します。余白には、実名でむかつく上司などを挙げ、不満や罵詈雑言を書きましょう。すっきりします。

 

セットアップ3 不平不満ページを書こう!

 罵詈雑言をあしらった最終ページをめくると、見開きがあるかと思います。そこに「不平不満ページ」を作ります。ここには世の中への不平不満や天誅を下したいことがらを書き込みそうになりますが、そうではありません。

 鉛筆一本でメモ帳を使っていると、必ず不便なことや不満なことが出てきます。メモ帳にむかついたとき、それを書きとめておくスペースです。これはのちのちに自分の手帳を選ぶ際の貴重な材料になります。何かむかつくことがあれば、どんどん書き込みましょう。

 

 さて、これでドリルに使う仮手帳のセットアップは完了です。どこかに落としたりみられたりしたら、確実に経済的ダメージか社会的ダメージを負ってしまう威力をもったメモ帳になりました。なので落とすなんてもってのほか。家族にも見られるわけにはいきません。

 解決方法はただ一つ。初期の夜神月デスノートのように、肌身離さず持ち歩いてください。致命的な個人情報という弱みを存分にブチ込んだメモ帳は、単なるメモ帳から手帳へと役割りを変えます。まずは、常に持ち歩く。そのためのセットアップの完了です。